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コーヒーで防ぐ生活習慣病
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［生活習慣病を予防するコーヒーの効用］
眠気覚ましやリラックスを期待して飲むことの多いコーヒーだが
糖尿病やガンなど 生活習慣病の予防に役立ちそうなことや、
さらに肥満解消にもコーヒーが役立つという ことが最近の
研究でわかってきた。
現在と同じスタイルでコーヒーが飲まれるような ったのが
１５世紀後半。
現在では種々の研究が進められ、コーヒーの薬効性について
いろいろな ことがわかってきました。 しかし、コーヒーは非常に劣化しやすく薬効性が期待できるのは
“鮮度の高いコーヒー”に限られます。
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飲酒による肝臓の負担を軽減する
コーヒーの飲用と肝臓の機能の関係について、日本人を対象に
疫学調査を行ないました。 ４０才代から６０才代の約1万3000人の
r-GTPと飲酒とコーヒー摂取量の関連を分析しました。
その結果、
る人は、飲まない人に比べて、r-GTPが平均で10ｋｇも低いことが
明らかになりました。 注目されるのは、コーヒーの飲用量が
飲酒量が多い男性ほど数値を下げる効果が最もはっきりと現れ
ていました。 しかし、このようなr-GTPの数値を下げる効果がコー
ヒーのどの成分によってもたらされるのかは今のところ分かって
いません。しかし、コーヒーと同じように多くのカフェインを含んで
いる緑茶では効果が見られなかったことから、カフェイン以外の
成分が肝臓の負担を緩和しているのではないかと思われます。
●コーヒーは活性酸素を消去し、ガンを予防する
コーヒーに含まれているクロロゲン酸、カフェー酸、カフェイン及び
褐色色素などの成分に活性酸素（増えすぎるとガンや成人病を引
き起こすと考えられている老化の元凶物質）の消去効果があると
いわれています。 又、厚生労働省研究班による約9万人を対象と
した大規模疫学調査では、コーヒーを一日5杯以上飲む人は、
「ほとんど飲まない」人より肝臓ガンの発病率が４分の１に低下す
るいう肝臓ガンを予防する効果を示す結果になりました。
そして、愛知県ガンセンターでは、人間を対象として主に消化菅
ガン（食道、胃、結腸、直腸）を中心に研究を続けた結果、一日
3杯以上のコーヒーを飲む人たちでは、直腸ガンの発生率が５０％
以下になると発表し、話題になりました。
●コーヒーは糖尿病予防に効果
話すのは、国立国際医療センターの野田光彦部長。虎の門病院
に勤務していた三年前東京都葛飾区の住民を対象に、コーヒー
を飲む習慣と糖尿病との関連性について調べた。
コーヒーを飲む習慣が「週５回以上」の人は、「週1回未満」の人
に比べて、日本人に多いⅡ型糖尿病になるリスクが，0.61倍だった。
コーヒーを飲む人に糖尿病になる人が少ないことは以前から知ら
れていた。 いくつかの疫学調査をまとめた海外の研究でも、
Ⅱ型糖尿病のリスクを減らすとの報告がある。どうしてコーヒーを
飲むと糖尿病になりにくいのか。野田部長は、「コーヒー成分の
カフェインとクロロゲン酸が複合的に働いているため」と解説する。
どちらも血糖値の上昇を抑える働きが動物実験で確かめられて
いる。コーヒーに含まれているマグネシウムにも、血糖値を下げる
インスリンの感受性を高める働きがあるという。
●コーヒーは自律神経の働きを高めて肥満を防ぐ
コーヒーはダイエット飲料
慶応義塾大学客員助教授の石川俊次・ソニー人事センター統括
産業医は、コーヒーが肥満予防につながるかどうか研究する。
カフェインには、肥満分解を促す効果があり、自律神経である
好感神経を刺激して血圧や脈拍を高めエネルギー消費を高め
る働きがあるという。 コーヒーを飲むと、血液中の脂肪酸が
増加します。これは、脂肪組織での貯蔵脂肪の分解が、カフェ
インにより刺激され、皮下脂肪が分解されて血液中に放出され
筋肉に送り込まれ、エネルギーとして働くというわけです。
コーヒーは体内の脂肪を分解する優れたダイエット飲料です。
そしてこの効果は空腹時、運動前に飲むと特に効果が高いこと
が確認されています。そしてもう一つ付け加えるならブラックで
飲むことをお勧めします。
●コーヒーは善玉コレステロールを増やして
動脈硬化を防ぐ
する善玉コレステロールと呼ばれる高密度リポたんぱく（HDL）が
増加する。 HDLは過剰になったコレステロールを細胞内から引
き出し動脈の内側の壁に沈着するのを防ぎます。
ですからHDLが多いすなわちその数値が高い人は動脈硬化を
起こしにくいのです。1988年日本動脈硬化学会で報告されました。
経科の古賀良彦教授の研究が様々なメディアで紹介され話題とな
っています。コーヒーの香りの成分は脳の血液を促し脳から出る
α波（人間がリラックスした時に出てくるアルファ波という脳波）が
コーヒーの香りをかぐだけで出願するというものです。
リラックス効果をもたらす量のカフェインはコーヒー２、３杯分に含
まれています。 独特の香りやコーヒーに含まれているたんぱく質
や脂肪をはじめとする 多くの成分がカフェインとともに自律神経
（意思とは無関係に内蔵などの働きを調節している神経）のバランス
を保つ働きをし、精神を安定させるのに効果があります。
また適量のカフェインは胃液の分泌を促し脂肪を分解します。
● その他にも、パーキンソン病予防、胆石の危険性の低下、Ｂ型肝炎の
発症抑制,ぜんそくの発作抑制、低血圧を改善、眠気や疲れを取って
気分をスッキリさせる働き、強心作用、疲労回復、利尿作用、気管支
拡張作用など幅広い薬理作用があります。
を悪くするイメージがあるが、コーヒーと健康に関する様々な情報を保有
する英国のコーヒー科学情報センターの報告によると、 コーヒーの
飲用と、胃かいようや胸焼けと の関連性はなかった。
それ以上たつと腐敗していきます。
ようするに、
飲みたいときに、飲みたい量だけ焙煎して飲むのが
身体にも良いし美味しく味わえるのです。
全日本コーヒー協会資料より
2006年2月12日付日経新聞より
[壮快]別冊付録コーヒーは薬だ！よりり